<   2011年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ことばをこえるもの

  しぜんのなかで  いのちと愛を描き歌う  その交流会がもう時期始まります。

 この世界には様々なものが存在しますから、私たちが限られた人生に中で触れられるものはあまりにも小さく少ないのだと思います。それでも。そのわずかな接点の中から、何か大切な事を見つけられるかも知れません。

 今回は、言葉や知識に依存することから少し離れて、絵画と音の響きに焦点を絞って、じっくりと見つめたいと思っています。

  一枚の絵が存在する全てのものを描き出し、一音が全ての世界とつながる。その一瞬が全ての時間を包括する。アートの持つ力はまとわりつく諸々の言葉を一つの象徴に変えてしまいます。

 視覚も聴覚も本質につながるための一つの媒体にすぎない事に気づき始める時、人生に与えられている時間の意味は根底から変化し始めるでしょう。

  そして絵画の特質、音の特質を通して、自分自身が辿る道が変化し始めるでしょう。今回の集いは、その片鱗に触れるきっかけになるかも知れません。
[PR]
by ravenono | 2011-09-29 02:37 | KOCOMATSU

いのち・ひかり・ひびき

KOCOMATSUで開かれる交流会・しぜんのなかで  いのちと愛を描き歌う 

d0178682_17582837.jpg


あきらさんの絵「愛の笛」に石戸谷さんのステンドの光が差し込んでひとつになっています

この集まりでは、いのちについて、あおやまあきらさんのお話を聞き絵をみます・おともだちのみほさんの絵を見ます、ひかりとひびきのことを伝えながら私が木の笛を吹きます 

 小さな動きをコツコツと継続するという歩み方が、今回の集まりに繋がりました。名前を知られている著名人とは違う領域で、地道に自分自身の道を歩んでいる、そんなおひとりがKOCOMATSUに来られます。

 何となく知っているようなつもりではいるけれど、実は分かっちゃいない世界のこと。とりわけ命の繋がりのことを、じっくり語り合ってみようということになりました。

 それは神戸で開かれたラブフルートのワークショップとコンサートの時に初めてお会いした時に始まりました。その時、今度大阪で開かれる展覧会のときに来てくださいというお誘いに繋がりました。そしてその時が来て、あきらさん繋がりの方々が沢山集うワークショップやコンサートが開かれました。

 その展覧会場で見た絵が、いのちと世界の繋がりを象徴する不思議な世界を届けてくれた事が忘れられず、今度はその絵たちと一緒に北海道に来てみませんかというお誘いになりました。そして、いよいよこの週末に実現する事になりました。

 しばしば用いられる、「いのち」について、素朴に問いかけ、問い直し、何かに気づいて行く事。絵を描くという事が、どんなことなのか素朴に見つめ直してみる事。音が響き合う世界には何があるのか、これまでの知識や考えを根元から感じ直してみる事。

 単なる観念や言葉の反復というパターンを継続しても、私たちの実質は確実に変化するところまで届かず、知識や認識だけが肥大化することが多いように思います。

 そのあたりが、本気で変化し始める実感が生まれるまで、じっくりと触れ合ってみよう。語り合ってみよう。事実そのものが携えてくるメッセージに耳を傾ける事。そんな時間になるだろうと思います。

 スピリチャルという言葉が、様々なニュアンスで拡散し、それぞれの持論、体験的言語が核になって漠然と主張される用語や感覚世界が、個々人を期待させ、結果的に失望や倦怠を生み出しているのではないか。そんな状況に対して、客観的事実、実証を基盤とする世界から引き出されるメッセージに耳を傾ける事の重要性があるように思います。

 人の思いは、時に想像性や感覚性をいたずらに拡大させ、自分だけの世界、自分たちだけに通じる認識を重要視し、誇張する危険を孕んでいます。

 いまだ知り得ていなことを、漠然とした言語や知識で作り上げてしまうことを中断し、本当に知っている事と想像性の中で安直に表現してきた事を判別する機会を持つ事。それは自分たちが誠実に生きて行くときの大切な基盤のように思います。

 そんな歩み方を刺激しあえるかもしれません。日常の行為、素朴な表現に立つことで、概念と事実を識別し、事実そのものとの接点こそ、本来のスピリチャリティーの源泉になることを味わえるチャンスかもしれません。
[PR]
by ravenono | 2011-09-25 18:00 | KOCOMATSU

活き活きとした100歳のフルーティスト

  100歳のフルーティストSさんが二人の娘さんと一緒にKOCOMATSUにやって来る様子はどこか水戸黄門ご一行という感じでした。

 とはいえSさんは杖など全く不要。スポーツシューズを履いて軽々と石段を踏み元気に挨拶をされました。予期せぬ軽快な動きにビックリしながら中にご案内しました。

   それぞれのマイフルートを取り出して早速レッスン開始となりましたが、いつもの80代の方々のレッスンと変わらない雰囲気でした。フルートの音色もしっかり聞こえて来ましたし、マイフルートがとても似合っていました。

 飲み込みが早く、好奇心いっぱいで、声がしっかりしておられるのが印象的でした。物怖じしないし、樹の種類に詳しく、並んでいるフルート達に興味津々でした。樹種によって印象の違う響きを感じ取りながら、ご自分のフルートの音色を確かめておられました。

 ドラムを交えたり、声を出す時間もしっかり楽しんでおられました。なるほど、ここはこういう風にするんですねと熱心に取り組んでおられました。

 多分、年齢を重ねて行くと目が弱くなって絵が書けなくなるかもしれないから、その時の事も考えてしっかり笛を覚えたいですと口にされていました。この向上心と人生への取り組み方に感心しました。謙虚に学んで行こうとする姿勢から多くの事を感じる時間でした。

 健康である事、自分自身の道を静かに生きること。それを無言で伝えてくださいました。工房に足を踏み入れた時にも、こんなにたくさんの樹を削って、いい音を出せる様になる為には随分と苦心されたでしょうね。大変なお仕事ご苦労様です。ここで私の笛も生まれたんですね〜と話しておられました。

  周辺の草花にも目を配りながら、「お忙しいでしょうに、いろんな事をされてますね」と言いながら、草花の名前をしっかり口にしておられました。金魚を眺めた時、すぐそばにブラックベリーの実を見つけ「ちょっと食べてみようかな」と言いながら口にし「まだ酸味は強いけど自然の味がして美味しいね」と嬉しそうに味わっておられました。プルーンも食べられたら良かったけど、まだ早いみたいで残念だねと呟いておられました。

  帰る時間になり、またお会いしましょうといいながら握手をしましたが、その手は思ったより大きくしっかりしていました。

  再会の時は、自分の方がどれだけ健康でいられるか本気で気になります。生命体としてのエネルギーの質の違いをはっきりと感じる出逢いでした。
[PR]
by ravenono | 2011-09-13 00:02

いのちのこと自然のこと

  命の事、自然の事、世界の事。人はなぜウランを掘り起こし、そのエネルギーに依存する道を歩き始めたのか。

 それは特定の人々の問題ではないように感じます。根底にある自然観、人間観、世界観から引き出された、必然的な状況と言えそうです。

 原子力発電や放射能汚染に限らず、じっくりと吟味しなければならない事があるのだと思います。現実は突発的に起こっている訳ではなく、明らかにその根元と繋がっている。

 仮に原発が廃止されても、私達は次の問題を引き起こす事になるでしょう。原発事故から届けられているメッセージの真意を見逃せば、更に大きな痛みを引き起こす事になるのだと思います。

 仮に自分が大きな見落としや勘違いをし、周囲の人まで巻き込んでいる事に気付いたとしたら、どうするでしょう。

  何かが間違っている、大切な事を見落としてきた。それは、あの人でも彼らでもなく、自分自身なのだと気付くまで、私達は痛みを負い続けるように思います。

 福島原発事故の直後、チェルノブイリの子供達に携わった野呂さんに声をかけ、KOCOMATSUで12時間の話し合いの場を用意しました。

 更に先日はアイヌエカシの石井ポンペさんをお呼びして交流の機会を持ちました。それは、気付くべき事、立ち返るべき場所をはっきりと感じ取る必要があると感じたからでした。(KOCOMATSUブログ参照下さい)この日も、気が付けば12時間の交流になりました。

 この地球で自分達は何をしようとしているのだろう。自分たちは何処に向かっているのだろう。

 こうした問いかけに対して、すぐさま答えらしきものがやって来る。沈黙や熟考より早く、答えはこうだという人々が溢れている。あれこれの知識や情報で溢れかえっている。自負心に満ちた人でいっぱいじゃないか…。

 表現し主張する事に多くの時間を費やし、通過した経歴に依存しすぎてはいないか。時代性の中で引きずってきた様々な要素を根こそぎ見つめ直す本気の作業が必要なのではないか。
 
  衝撃的な出来事に対して、次々と使い慣らされたアプローチが現れても、問題のすり替えが起こるだけのような気がする。答えを示したがる人間が溢れている事、それがこの時代を作ってきたのではないだろうか。

 底の浅い、表層的な捉え方しかできていない自分であっても、それなりに最もらしい言葉を並べる事は出来るのかもしれない。だが、それがどれほど脆く、独りよがりなものなのか。

 そういう自分の実質がこの時代と繋がっているのだと思う。密かに自負し、依存してきた事が、全く無に等しい事を思い知らされる出来事に直面した自分達が、これからどんな道を辿るのか。

 既に、その衝撃の記憶すら薄らぎ始めているのかもしれない。当面の自覚は少ないけれど、内部に深く侵入する放射能汚染の拡がりが、自分達に語りかけている事。大丈夫に見えていた人たちが、確実に蝕まれる時が来る。心の中にも、放射線に酷似した要素がある事もまた軽視できないだろう。

 肉体と精神の両面に向けられたメッセージを受取り、真意に気付くきっかけをKOCOMATSUで地味に続けてみようかと思う。
 
 
[PR]
by ravenono | 2011-09-07 11:50 | KOCOMATSU

しぜんのなかで  いのちと愛を描き歌う

しぜんのなかで  いのちと愛を描き歌う

2011年10月1日  午前10時~しぜんに終わるまで...

参加費  3000円(昼食・夕食・おやつ&飲み物付き)+宿泊希望者(寝袋ご持参ください)KOCOMATSUにカンパいただければありがたいですが、ちょっと難しい方はどうぞむりをなさらずに...

温泉入浴希望者は、入浴料390円です。車に便乗して出かけます。

島松には神田館という旅館がありますので、そちらでの宿泊希望者は、一泊素泊まりで3700円です。
お早めにお申し出ください。

翌日の10月2日(日)は、「森のささやき」(長沼)で、エゾリスや小鳥たちと一緒に
午前中はラブフルートのワークショップ。(10:30~12:00)1500円
昼食後、参加者の皆さんのおたのしみ演奏とブルーレイバンのコンサート(1500円)
を予定しています。両日参加、部分参加いずれも可能です。両日参加者は割引します。

*あおやま あきらさんの絵とおはなし

*ぬのはらみほさんの絵

*おのしょういちさんの愛の笛の響きとおはなし

あきらさんのおはなしの流れ

あきらさんの描いた分子生物学の13枚の絵を見ながら、学問と
芸術についてと、今、一番考えなければならないことについて
おはなしします。どれも、いままでの経験をもとにおはなしします。

①分子生物学とはなんなのか

②分子生物学によって分かったことの意味、他の分野とどういう
関係があるのか

③いのちを”説明”する「イラストレーション」
いのち”そのもの”を表現する「絵」
(時間は流れるもの、無時間は巡るもの)

④どんな世界でも、そこに「愛」があれば本当の世界の姿があらわれる

⑤生きるという事は、ひとつの大きな「いのち」というエネルギーの中で
それぞれに役割を持つということ

あきらさんの略歴

1948年生まれ  理学博士(生物学・生化学・分子生物学)

1979年~1989年 カリフォルニア大学サンディエゴ校(U.S.A)でウィルスの研究
        精製酵素と遺伝子のみによるウィルスの試験管内完全合成に世界で初めて成功する

1989年~1993年 チューリッヒ大学医学部(スイス)
        ガン遺伝子とストレスの関係を研究

1993年末    絵を描くために日本に帰国。絵と絵本の制作を始める。

1998年    「アトリエうみみる通り50番地」を設立し、絵画、絵本製作発表と絵画教室をスタートさせる

d0178682_21584940.jpg


あきらさんのことば

絵を描くことは、ものごごろついたときからの天職です。一時、生物学の研究に没頭しましたが、りくつの世界にあきたらず、45歳のときから絵を描くことだけで生きることにしました。色と形の世界である絵を描きながら、いのちとこの世をひたすら愛することと、その絵が多くの人々を幸せにしてくれることだけを願っています。2011年春から、同じ思いを心を持った、ぬのはらちほさんと共に絵を描き、生きています。

ぬのはらみほさんの略歴

1986年9月 生まれる
2008年3月 京都嵯峨芸術大学短期大学部 イラストレーションコース卒業

みほさんのことば

わたしは、わたしの中の大切なあかちゃんみたいなエネルギーと、この世界を流れる大きなエネルギーを、わたしの体をとおして、画面上に描き出します。描き出された絵たちは、いつも気持ちよさそうに、どっしりとそこにただ座っています。毎日、いっしょうけんめい、すこやかに描いた絵たちです。

KOCOMATSUにお二人の絵を並べながら、色んなはなしをして過ごします。絵と音楽の関係、言語を越えた世界についておのしょういいちがナビゲートし、翌日のラブフルートワークショップやコンサートに繋がっていく、不思議な二日間になると思います。フルートをお持ちの方は、是非ご持参ください。

また、日程の都合はつくけれど経済的に厳しい方はお申し出ください。出来るだけの配慮をさせていただきます。

1日は、絵画の展示をします。流れによっては、それぞれに絵を描く時間もあるかもしれません。なじみのスケッチブックや画材などありましたらお持ち寄りください。食事は軽食を用意しますが、持寄りも歓迎します。

参加お申込みは、電話&FAX 0123-36-8881又は090-8906-9916

メール ravenono@bsil.ocn.ne.jp

当日、震災援助のための米一合をお持ちいただければ嬉しいです。
[PR]
by ravenono | 2011-09-01 22:15 | KOCOMATSU