生きている8本のトドマツを切り倒す

KOCOMATSUは8本のトドマツの命で支えられています。ラブフルートと出会い、ライブで出会ったGさんはKOCOMATSUのプランに熱心に心を傾け、是非協力できることをさせてくださいと申し出てくださいました。最初はカラマツを柱にと考えていましたが、Gさんの思いを受けてまずはトドマツ林を見てみようということになり、時期を見て出向きました。

 やや細めではあるれど何とか使えそうだと判断し、長沼の林のトドマツの伐採を始めました。この一連の作業にはGさんの全面的な協力がありました。惜しみなく、心から、全力で手助けしてくださるGさんの姿は、空に向かって堂々と生きてきたトドマツの存在と重なります。

 Gさんと一緒に丸太倶楽部のIさんも全力で取り組んでくれました。Iさんは、生きている木を伐採するのは初めてだったのでした。通常は業者に依頼し、丸太を購入してから目的に合わせて加工してきたのですが、直接切り倒して皮を剥いで、切り込むことになったのです。危険と隣り合わせの緊張する作業に取り組んでくれました。

 慎重に切り倒されていくトドマツを見ていると、とても神妙な気持ちでいっぱいになりました。命をいただき、新たな命のために用いる。この大自然は、それを黙々と続けてきたのだと思います。私たちも、与えられた命を用いて、新たな命につながる営みに関わっていくのでしょう。

 生と死は不思議な循環を通して繋がっているような気がします。大地に残されたトドマツの切り口を見ながら、思わずこの瞬間を大切に心にとめておこうとつぶやきました。

 Gさんは、トドマツを伐採し、材料として切り込むための作業場まで提供してくださり、棟上げまで手を貸してくださいました。その間に、基礎工事のHさんは土を掘り起こし、鉄筋を組み、ブロックを積み上げ、コンクリートを流していました。

 Hさんは、休憩時間にラブフルートの音色を聴き、少し心が弱っている妻のためにフルートをプレゼントしたいと口にされました。そのフルートは完成し、いまお渡しする時を待っています。

 KOCOMATSUは、こうしてメインの柱と大切な土台と組み上げる人たちによってゆっくりと作り上げられてきました。Iさんの作った三個の丸太の椅子と細いラブフルートとのトレードという何気ない出会いが、KOCOMATSU誕生の布石だったのでした。
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by ravenono | 2010-07-07 01:53 | KOCOMATSU
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