3本のディジュと十五夜の夜

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 大きな笛たちが十五夜の夜に集まって、随分楽しそうに響き合いました。ラブフルートも参加したのですが、さすがに3人が吹きまくると、居場所がなくなる感じでしたので、切り替えて、ディジュたちの響きを楽しむことにしました。

 3人の演奏者は実に楽しそうでした。それぞれ別の流れの中でオーストラリアに旅をして、それぞれに出会いがあって、今はKOCOMATSUで一緒にディジュを吹き、ライブの準備をしているのです。月と雲が美しい、ちょっと肌寒い夜でしたが、KOCOMATSUは熱気がいっぱいでした。

 世代の違うディジュ奏者3人。それぞれを個人的に知っていて、KOCOMATSUに集合して響きあったらどんなだろう。多分、演奏者同時のモチベーションも上がるだろうし、聴きに来られる方々も楽しめるし、充実した時間になるだろう。そんな思いで企画したのですが、最初の合わせの感触は良かったと感じています。

 お互いを尊重しながら、自分らしさも表現できて、一緒に吹くことで生まれる世界を楽しみ、新たな発見をする。そういう流れになっています。

 耳で聴く音楽から、全身で感じ音楽の凄さ、豊かさ、原初的な自分との出会いへと向かう時間。それが分かち合えたら..と思っていましたが、どうやら実体験できそうです。

 最初は、耳の感覚や意識的な反応が起こるのですが、長い時間鳴り響いている空間に居ると、意識の緊張が保てなくなり、ふっと力が抜け始めると、太古から現代、そして未来を包括する不思議なエネルギーを感じられるかもしれません。

 やがて、いつかまたあの響きの中に浸りたいという思いが湧きあがってくる人が現れるでしょう。自分たちの命が、どこから力を得るのか..。その謎を、微かに浮かび上がらせてくれる時間になるかもしれません。
 
 向き合って聴くという状態から、そこに一緒にいる命の繋がりへと向かう空間。KOCOMATSUが展開する小さな空間の大きな広がりが今から楽しみです。他では体験できない、KOCOMATSUの空間から生まれるもの。それが、この小さな町の小さな場所で、ゆっくり動き始めています。

 はてさて、立ち並ぶディジュのすきまでどんな風にラブフルートを奏でることになるのか、それもまた楽しみです。
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by ravenono | 2010-09-23 14:06 | 響きあう
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