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昼の響き・夜の響き

 KOCOMATSUでの4回目と5回目ノライブが終わりました。昼夜2部のライブは雰囲気が全く変わり、音の響きも印象も違っています。今回は、昼のライブに来られた方が夜のライブにも参加してみたいと希望され、どちらも満足感でいっぱいだったようです。

 昼の光の美しさが響きとl組み合わされるときに感じるものと、夜のキャンドルの光の中で過ごす響きは随分と違ってくるものです。これはなかなか贅沢ですが、ひとつのコンサートを昼夜の2回とも聴くのは貴重な体験です。

 音楽が単に音の響きだけではなく、その空間と合わされて浮かび上がってくるものだとよ~く感じられます。どんな空間で、どんな音楽をするのか。そのコンセプトを十分に考慮することは、演奏家の大切な要素かと思います。

 演奏場所の雰囲気によっては、新しい曲やフルートを作る。そんなこだわりを続けて来ましたが、少なからず昼間に似合っている音色と夜向きのフルートがあることは確かです。

 夜の部に参加された方が、今日KOCOMATSUを訪ねてくださいましたが、建物の雰囲気も随分違いますね~と感想を漏らしておられました。KOCOMATSUの雰囲気が気に入ったので、知人のギタリストを連れて来られるとのことでした。

 そのギタリストの方と午後からお会いしました。現在は千歳にお住まいの方で、ドイツで6年ギターの勉強をされていたとのことでした。しばしお話をして、試しに弾いて見ますかと声をおかけすると、入った時や会話の響きで十分良い感じになると思いますとのことでした。

 弾き終わってから、ほどよい残響が心地良いと感想を伝えてくださいました。気に入られたようですから、どうやらクラシックギターコンサートも開かれそうな予感です。音響設備を使う音楽が多くなり、生音でのライブが貴重になってくることは珍しくありませんが、コンパクトで響きの心地よいKOCOMATSUが独自の空間と響きを展開してくれるのを楽しみにしています。昼と夜のバリエーションの豊かさを楽しめるのも嬉しいことです。
by ravenono | 2010-10-08 18:21 | KOCOMATSU
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