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まず一歩 

チェルノブイリ&福島原発inKOCOMATSU。声を掛けて初めての米一合。小さな力が集まりました。

米一合の呼びかけがあったので、来る気になりましたという声もありました。10キロ以上のお米が集まりました。これは今後も継続する動きであり、実際このための協力を続けますと伝えてくださったかたもおられます。

 頭や知識で考えて、物事の実質的な動きと力を軽視する。これは情報や認識が先行する時代性が持つ傾向ではありますが、黙って必要だと思う事を実践する。そういう個人が、それぞれの場で現れてくること。組織や価値観が先行する動きではなく、それぞれがそうだと思う事をする。その実践です。

 お米一合をわざわざ、そのためだけに札幌から持ち寄ってくださった方。そういう存在が、自分たちの周りにおられる。それを感じ取るだけでも、十分意義があるように思います。

 今回の集まりでは、メインゲストが放射能から身を守る具体的なやり方を見せてくれました。放射能測定器を使って、具体的な説明もしてくださいました。放射能に汚染された子供たちとどのように接し、どのように汚染と関わってきたか、ひとつひとつ具体的に伝えてくださいました。

 あまりにも原子力発電に関わる企業や関係者たちの力が大きく、強くすぎて、自分の無力を痛感し、これまで培ってきたデータも処理するしかない。精力的に働いてきた彼女にそこまで言わせるような強烈な社会構造。放射能の現実的脅威を完全に無視してきた権力の前に断念しかけていた、そのタイミングで今回の事故が起こったのでした。

 人間の盲目、権力や利得、自己保身のために弱者の困窮や命そのものを軽視する。それが実際に行われている印、その象徴が、今の福島原発の汚染を広げている。その愚かしさと悲しみに対して、黙って身近な安全と平和に甘んじていれば、恐らく気付いたと時には手遅れになりかねないでしょう。

 チェルノブイリが見せた生々しい現実は今も苦悩を負い続けています。それでもなお、日本の企業と権力は原子力を選択したのです。しかも、その原子力が問題を引き起こしている只中で、大丈夫を云い続けているのです。

 チェルノブイリなら廃村にしているような放射能が広がっている福島の現状。それが、何故大丈夫だと言われ続けるのか。そして真っ先に影響を被る子供たちの命を大切に守ろうとしないのか。手遅れになってから、実はこうでしたと云わずに済ませられるのだろうか?

 この現状に対して、自分が何をするべきなのか。個々の叫びに聞く耳を持たず、安全を伝え続ける指導者たちの覚醒を待つ間に、蝕まれていく子供たちは、やむを得ない犠牲者で済ませられるのでしょうか。

 今回の集まりは、為政者への批判や問題意識を云々する事を二次的な事として、自分たちが出来る具体的な取り組みのための第一歩と感じています。

 震災の被害者たちの救援のために倉庫を建て始めた人たちがいます。皆が同じ事をする運動ではなく、それぞれが自分のスタンスで決断し実行する。繋ぎ合わせ、同化させるためのエネルギーではなく、個々のエネルギーが動き始めるための第一歩なのだと思います。

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      放射能を浴びた服は廃棄すること

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    放射能測定器を見ながら説明するメインゲスト(野呂美加)
by ravenono | 2011-04-10 17:37 | KOCOMATSU
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