人気ブログランキング | 話題のタグを見る

遠吠え in KOCOMATSU

 KOCOMATSUでチェルノブイリ&福島原発inKOCOMATSUを開催して、メインゲストの野呂さんが吠えた。最初は、随分穏やかだな~と思っていたけど、やはり核心に近づくと確実にエネルギーは高くなり、ちょっとおっかない暴言まがい?!も飛び出して、一気に活気づきました。

 電力会社の原発に関わる大集会の場で、啖呵を切っただけのことはある。彼女は、正真正銘の愛の人なのだ。被災者や子供たちを真剣に守り助けようとする思いが、吠えさせるのだ。

 彼女の誠実な関わり方が、聞いている人たちに十分すぎるほどの信頼を抱かせる。こういう人が居てくれたんだ..。どこの生まれか知らないけれど、きっと江戸っ子なんだと勝手に決めつけたくなるほど、きっぱりしているし、気前が良くて、元気が良い。

 放射線をはじき返しそうな気もするが、そうもいかないだろうから、十分に休む時間も取ってほしい。とはいえ、これから当分の間は、これまでにないほど慌ただしく、体力も必要になってくるだろう。

 KOCOMATSUは八角形。それぞれの屋根の先端から、四方八方に大切なメッセージが飛んでいってほしいと思う。福島の事は、今後の様子を見て、必要な動きをしようということになったが、恐ろしいほどのんびりと避難の動きが出て来た。遅れた対応に関して何の謝罪もないまま、ついに決断せざるを得なくなったというけれど、悪びれずチェルノブイリほど自体は悪くないと申し添えるあたりが、権力志向の証拠だろう。

 指導者たちがどうであれ、それを理由に自分たちが沈黙していれば良いとは思えません。淡々と、自分に出来る事、許された範囲ではあっても、命を堂々と使い、大切に生かそうとする道を辿るのが良いと思います。

 彼女は言います。「私は放射能が怖い。原発は厭です。止めてください。と電力会社に電話してください!黙っていてはだめ。何も変わらず、彼らは無視する。だけど、電話口で、やめてほしいという声を聞けば、人間だから、どこかで感じる事があると思う。」と。

 この言葉の真意を考えてみました。自分たちが生まれて来て、自分たちが社会を形成しているのだけれど、誰が何をしようと、まあなるようになるさ。好きなやつが、好きな事をやればいい。自分に迷惑かけないなら、それでいい。誰が政治家になっても、似たようなものさ..。

 ぬるま湯の中で、それなりに楽しんでいられれば、まあ幸せなもんだ..。長湯し過ぎて、全身がふやけてしまったり、のぼせて頭がふらふらして、事態が飲み込めない。そんな生き方が当たり前になっていたのかもしれません。

 政治活動に燃えるつもりもなく、特定の個人を非難するつもりもないけれど、自分の心や意識がこの社会の一部であって、何をどう思うか、それなりに明確にするのは、命の原理にかなっているのではないか。言動に注意しながら、適度に自分なりの響かせ方をしてみようか、そう思っているうちに、ツイッターへの書き込みが少し続いてしまいました。

 珍しいな..まだ、少しは表現してみようというエネルギーはあるんだな..と思いました。野呂さんの吠え声に刺激されて、自分も少し遠吠えしてみました。自分の無関心や我関せずの姿勢が、原発をキノコのように発生させてきたのではないか。そんな反省も含めて、それなりに動き始めようと思います。
by ravenono | 2011-04-13 00:30 | KOCOMATSU
<< 津波の跡に立つ木々 まず一歩  >>