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あきらさんの「愛の笛」を受け取りました

 東京・大阪・神戸とラブフルートとインディアンドラムを持って旅して来ました。戻って来て、最初に取った行動は、神戸で受け取った「愛の笛」と云う名の絵画をKOCOMATSUに飾ることでした。

 大阪の箕面のワークショップとライブを企画してくださった画家 あおやま あきら さんが手渡してくださった一枚の絵。そこにはたくさんの思いがぎっしり詰まっています。今回のライブ案内のリーフレットに印刷されていた絵は小さいけれど、とても深く豊かな存在感があります。

 私とあきらさんを繋いでくれたのはランド&ライフの辰巳さん。辰巳さんに私を紹介してくれたのは北山耕平さん。北山耕平さんと私を繋いだのは「愛の笛」という題名の絵本でした。

 そして「愛の笛」という絵本に私を繋げてくれたのは、北アメリカからやって来たボブとジェニー夫妻が日本に持ってきたラブフルートたちでした。

 彼らを通して、ラブフルートを手にして間もなく、もう一人のボブ、アラスカインディアンのボブ・サムのストーリーテーリングと出会いました。その時上映されたガイア・シンフォニーの映画に登場したワタリガラスの鳴き声を聞きました。ボブ・サムとの出会いは、ワタリガラスの神話を巡る集まりがあると知らせてくれた、新聞の案内がきっかけでした。

 ラブフルートと出会う20年ほど前に、大きな黒い鳥が畑から取り出した魚の夢を見て、いつか自分と関係があるという確信にも似た強い予感と直感がありました。やがて、その夢の中の黒い大きな鳥が、ワタリガラスであり、掘り出したものがラブフルートであると知り、それ以来、時の印を待って来ました。

 ラブフルートと出会って15年後の今年になって小樽在住のTさんから連絡をいただき、住吉神社で本物のワタリガラスに出会いました。それまでは知床博物館とスミソニアン博物館で、はく製のワタリガラスをみていましたが、今年になって生きたワタリガラスに会う事になりました。この出会いは、新しい旅の印のようです。それは誰一人欠けても、決して起こり得なかった旅であり、これから続く道もきっと、そうなのだと思います。

 昨年のクリスマスの頃にランド&ライフの辰巳さんが念願のラブフルート・ライブの企画をしてくださり、大阪・神戸に足を運びました。その企画の1年前に、宝塚歌劇団からラブフルートのレッスン依頼があって関西に出向いた時、辰巳さんと再会し、ご主人の宮田雪さんにこの時初めてお会いすることができました。宮田さんは、「ホピの予言」という映画の監督で、原子力発電所でつかわれているウランやプルトニウム採掘に関する問題を提起してきた方です。

 宮田さんとお会いし、マイフルートをお作りした後、流れの中で実現した関西のライブ。関西ライブを終え、戻ってすぐに札幌でのライブを済ませ、その翌日に翌年のライブの打ち合わせをしていた喫茶店の駐車場で、大切なラブフルート達が盗まれたのでした。

 演奏用の大切なラブフルートを失ってから、思うように気持ちが動かない中でなんとか数本のラブフルートを手掛け、あきらさんが企画したワークショップとライブには、新しいラブフルート達を携えて出かけました。大阪・箕面には、あきらさんが手にしたトドマツ・ラブフルートの音色を聞き、吹き、楽しみに待っている方々がたくさんおられました。このライブの準備期間中に宮田さんが急逝され、東日本大震災が起こりました。

 大阪のワークショップとライブの前日は、あきらさんの個展の最終打ち上げパーティーでした。皆さんの中に加わり、楽しく過ごさせていただきました。会場に入って「愛の笛」と題された絵を見つけ、もし売約済みでなければ購入を考えようと思っていたとき、あきらさんがやって来て「あの絵は、小野さんにお渡しする絵です」と声をかけてくださいました。意外な言葉にびっくりと嬉しいが一緒にやって来ました。

 あきらさんのラブフルートの注文書にはメモ書きがあり「ラブフルートが自分のところにやってきたら、そのフルートのイメージを絵にして差し上げます」と書かれていました。そして、本当に、あきらさんが心を尽くして描かれた「愛の笛」と名付けられた絵がKOCOMATSUにやって来たのでした。

 二つのトランクを宅急便で送り、片手にラブフルート、片手に絵、背中にバッグというスタイルで、帰宅。こうして美しいステンドの光に包まれるKOCOMATSUに一枚の絵が加わりました。この空間で、ドラムを叩き、声を響かせ、フルートを奏で、トンコリを弾き、さらに素敵な絵と一緒にゆっくり過ごす。そんな新たな旅が始まりました。
by ravenono | 2011-05-01 01:32 | KOCOMATSU
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