ここで待つ
KOCOMATSUはラブフルートを手にした方々、もしくはこれからラブフルートを手にしようと思われる方を中心に作られました。その他にも、いくつかの意味を持ってはいますが、やはり言葉にはならない笛の響きを感じる事が軸になっています。それはイベントやライブというスタイルではなく、あくまでも、どこまでも個が自分自身の響きと触れ合うことが中心です。
初めてラブフルートに触れられる方々との繋がりを生み出すということは着実に続いていますが、自分の音色や響きに耳を傾けるために訪れる方は少ないと思います。 振り返ると、いつしかコンサートやセミナーなど人が集まる場になっているように思います。こうしたイメージが強くなると、尚更一人で自分自身の響きに触れることが少なくなっていくのかもしれません。敢えて笛を吹く為に足を運ぶ、そういう流れが生まれるのはまだまだ先のことかも知れません。 自分自身の実質を知ることは、様々な動きや認識の原点であり土台となると思うからこその場である空間。その必要性と必然性に気付くまでには、それぞれが辿る道があるのだと思います。 それは教えられたり促されてもピクリとも変化しないでしょう。それこそ自分自身がその必要性に気付く時まで待つ事になるでしょう。 なぜ自分の人生にラブフルートと呼ばれる笛が待っていたのか、その深意を感じて初めて心の根元が動き始めるのかもしれません。 何事かを待つという状態は、心の根元に何があるかを浮かび上がらせます。自我への固執や願望や欲の為に待つという状態を維持する事もできるかもしれませんが、それは結果的に心の虚無を生み出すでしょう。 他者であれ自分自身であれ、信頼して待つことが出来るのだろうか。一時的な決意や熱意ではたどり着く事のできない心の中の要素が人生の深い問い掛けでしょう。変化し続ける人生への深い信頼を知るまで、どれだけ表層的な状況に困惑し続ける事でしょう。 自分自身の内実が浮かび上がる笛というお話を時折します。すると、それは困る、嫌だと回避される事も少なくありません。ですが回避し続ければし続けるほど自分自身の人生を見つめる事から離れてしまいます。 周囲が描いているイメージを維持する為ではなく、自身自身の実質と向き合う生き方が笛の響きを支えます。それは同時に自分自身の人生を深く支える心の状態とも言えるでしょう。 KOCOMATSUの呼び名には、こんな思いも潜んでいます。楽しさや喜びや感謝の土台に辿り着く為に、この小さな空間がほんの少しだけれど役割を果たしてくれるかもしれません。
by ravenono
| 2011-12-16 00:51
| KOCOMATSU
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