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70k+集められた米一合たち

KOCOMATSUに60kのお米と10kのもち米が届きました。福島県の相馬保育園の懸命な取り組みの事を、先日のkOCOMATSUでのライブの時に少しだけお伝えしました。そのお話の直後にある方からカンパ金を手渡されました。それは、タングロン基金のほうに使わせていただきました。

 その数日後、メールが入り相馬保育園にお米を一俵届けたいと連絡が入りました。そのお話を受けて汚染のない食べ物を子供たちに食べさせたいと懸命に取り組んでいる園長さんと電話でお話ししました。

 園長さんからお手紙や活動のリーフが届きました。震災直後から、汚染されたものを子供たちに食べさせないという姿勢で、水も食料も遠方から取り寄せて使っているとのことでした。おやつに渡したメロンパンを食べない子がいたので、声をかけると、お家に持って帰って家族で分けて食べたいと話したとのことでした。

 155名の園児とその家族、一体になって外では遊ばせず、飲食物に細心の注意を払って毎日を過ごしておられるとのことでした。園長さんご自身、津波で家を失いながらひたむきな取り組みをされておられました。

 電話口から聞こえてくる言葉の数々から、メディアでは知ることのできない現実の厳しさとひたむきな姿勢がひしひしと伝わってきました。

 いまは届けられたお米を送るための送料をどう捻出しようか考えています。理解者、協力者、その連携がなければ、思いが実を結んで、感謝と喜びを分かち合う事が難しいことを痛感します。金銭を寄付することも必要ですが、そのお金が必ずしも生かされず、地道に取り組み、おとなしくしている人には届かない現実が色んな形で伝わってきます。

 災害当初は、物資も随分集められ、具体的に動いて届ける方々もおられましたが、今はあちこちに善意や援助の物資が取り残され、具体的な見通しもついていないと耳にしています。

 プレゼントが行き交うクリスマス。お金の問題では無く、どこに自分の心と思いを向けるかが問われているのだと思います。

 園長さんからは、演奏活動をされておられるのでしたら、とにかく子供たちを元気づけるために来て下さいませんか?とすかさず問いかけられました。その言葉から、今何が必要なのか直感しました。食べ物の必要は当然ですが、心が弱ってきたり疲れて来ているのだと.....。

 目の前に食べ物があっても、心が弱り切ると、手を伸ばして口に運ぶ気力もなくなってしまいます。ひとときでも、色んな事から解放されて伸び伸び生き生きと過ごせる時間を与えたい。それが必要なのだと感じました。

 震災地のためにと揃えたインディアンドラムたちとラブフルートを携えて出向くタイミングを待って来ました。出向くための資金がどこからどうやって備えられるのか僕にはわからないけれど、最善を尽くそうとしている心は確かにあります。美しい景色や元気な笑顔、励ましの声を届けるための準備も始めています。

 先に集められた米一合の協力者たちのお米と合わせて、直接子供たちに届ける事ができれば園長さんの願いは一気に実現するのだと思います。

 大切なラブフルート盗難からやがて一年になろうとしていますが、様々な励ましや助けを頂いた事がどれほど心を元気づけ、切り抜けるための力になったか、いま改めて思い返しています。その感謝の心が次の歩みを続けさせてくれました。

 誰か届けてくれる人にお預けしてきた食料。彼らの懸命な働きに感謝しつつ、今度は誰かではなく自分が出かける時なのかもしれません。
by ravenono | 2011-12-21 11:21 | KOCOMATSU
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