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KOCOMATSUの太陽光発電セミナーがきっかけになって、春の虫たちのようにムズムズと動き始めています。
今年のKOCOMATSUは、これまでとはちょっと違った風も吹き始め。どんな一年になるのかな〜と思ったりしています。 取り敢えず、リュックにソーラーのついたものを僕用とユニットのメンバー用に用意してみました。 今まではアウトドアの時に持ち歩く非常用のベストを用意していて、もうかれこれ30年近くなります。火おこし、ロープ、ホイッスル、照明、非常食などなど、なかなか重たくて、これじゃいざという時身動きが大変でばてちゃうな…と思いつつ過ごして来ました。 時折、古くなって使えなくなったものなどを整理してきましたが、太陽光発電セミナーをきっかけにベストからリュックサックに切り替えてみようと思っています。 非常用グッズは買い求めるだけではだめ。何度もシュミレートして確認しておくことが肝要。ある時、お金持ちがキャンプグッズをビックリするほど持ち込んで、立派なキャンピングカーで隣のスペースに乗り込んで来たことがありました。 結局、オイルストーブひとつ点火できず、携帯カセットコンロでバーベキューをしていました。なかなか印象に残る教訓になり、いまでもときおり思い出します。僕は、ガスやオイルではなく、何でも燃やせるストーブで枯れ枝や不用になった紙類を燃やしたり、保温調理器を使っています。 ある初春に山奥に入り込んで車がどうにもこうにも動かせなくなり、救急用品を取り出しましたが、夕暮れが迫る中、誰一人いない山奥では、合図用のミラーもホイッスルも何の役にも立たず、山火事を起こさないようにスペースを探して火を炊いて煙を上げたけれど、これとて誰も見つける人がいなければ役に立たない…。そんな事がありました。 この時ぼくを助けてくれたのは、朝方に見た夢でした。朝になったら沢を下って湖の岸辺沿いに歩けば道にたどり着けるだろうと思いつつ震えながら寝ました。 朝方の夢は、沢とは逆の方向、坂を登り、来た道を戻り始めると赤い軽自動車らしいものがぼやっと見える。それだけの夢でした。 そこで沢下りをやめて、どれだけ時間がかかっても、もときた道を辿ることにしました。そして、ややしばらくすると目の前を営林署の管理業務の人が通り過ぎました。必死で追いかけ、大声で叫び、何とか呼び止めることができました。その後、数時間掛けて何とか車を引き出すことができました。職員が二人だったので切り抜けられたのでした。 後になって、沢を下るのは一見賢いようで、実際には非常に危険だと知りました。沢の水は湖に繋がっているから、確実に出口を見つけられるだろうという一点だけを頼りに動くのは危険です。 足元が危うく、うっかり水に落ちれば体力は失うし、そんなところに人がやってくる可能性は低いのです。それよりはちゃんとした道を確実に辿って行けば、誰かと出会う可能性があるのです。 まあ、もっていた緊急用品で役に立ったのは火を起こせたことですが、かなり危険であり、山火事を回避出来るだけのスペースが無ければ避けた方がいいと思います。 そんなこんなで、今回はソーラーパネル付きリュックサックに緊急避難用品を詰め込んで、準備を始めました。 このソーラーパネルはなかなか優秀で受光の感度が良く、iPodをしっかり充電したり、携帯電話の充電も出来ました。 これが必要にならない方が良いのですが、備えはある程度できる範囲でしておいた方が良いと思います。 4月の5日には、今回太陽光発電セミナー講師だった早川氏と一緒にラブフルート工房の電力の一部を供給出来るようにする予定です。 出来るだけ多くの方に、現物を見ていただき、ライフスタイルを考えるきっかけになればいいなと思っています。 ▲
by ravenono
| 2013-03-28 23:14
| KOCOMATSU
この週末の土曜日のお昼からKOCOMATSUで簡単に設置できて太陽の光の恩恵を頂いて発電するシステムのセミナーが開かれます。
由仁町から早川さんをお招きして、オフグリッド(電力会社の送電線を使わない)太陽光発電について教えていただいたり、皆さんであれこれ、これからの生活のことなどを考えてみるおしゃべり会を予定しています。 ここでは東北支援の報告と今後の方向性についても、色んな考えを伺えたらと思っています。 大地震と原発事故。天災と人災が同時に起こったのが、今からほぼ2年前。 もう2年、たった2年、時間の感覚は個人差がありますが 、現状は様々な側面を見せています。 話題にもせず、意識を殆ど向けずに生きている人。先頭に立って具体的に取り組んでいる人。様々ですが 、さて自分の人生にとってあの出来事は何だったのだろうか…。 ほんの少しでも 立ち止まって、自分自身の生き方を振り返って見る。そんな機会になればと思っています。 支援という視点から、直接的な交流、そして共存する視点に立つ時、具体的にどんな動きが始まるのでしょう。 これまでの活動の報告やご協力への感謝もありますが、今後の方向性を具体的に進める必要を感じています。 太陽光発電の流れが東北の地域とどう繋がれるのか?いま避難先で取り組んでいる活動との連携を模索し始めています。 僕がラブフルートとインディアンドラムを背負って旅する中で起こった新たな出来事にどう向き合うのか…模索しながらも、具体的行動を続ける姿勢は変わりません。 そこに何が起ころうと、反対でも、賛成でも、傍観でもなく、自分自身に備えられている道を歩くこと。 心の中を吹き抜ける風と木々の響きが教えてくれる道があると感じています。 ▲
by ravenono
| 2013-03-05 01:18
| KOCOMATSU
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