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KOCOMATSUライティング

 8月8日のライブに向けて、ようやく照明が準備できました。前日ギリギリでなんとか間に合いました。使用電力の容量と経済性を考えてLEDの調光タイプ。これで演奏者が好むライティングが可能になりました。

 KOCOMATSUの電気工事に入られた方が、照明を買う予算がないんじゃ仕方ないな~と言いながら、別の現場で落下させて破損したけど、ちょっと見た目にはわからないという照明を一つ持ち込んでくれました。ず~っとそれひとつだけで、あとはキャンドルというスタイルで過ごしてましたが、幾人かの方々の寄贈やカンパがあり設置ができることになりました。

 演奏者の響きと浮かび上がる光とのコントラストもまた夜のライブの楽しみの一つですから、ひとまず良かった..。それにしても、わずかな電力でここまで光る時代に突入なんですね..。明りが当たり前の時代に生きてますが、極力少ない消費電力で過ごすことは大切かも知れません。

 今回は、午後のライブでステンドの明りとキャンドルを楽しみ、夜は軟かなライティングとキャンドルというスタイルになります。昨夜はライブのためのフルートの練習をしばらくしてきましたが、照明のバランスは心の動きにとって大切なものだなとしみじみ感じました。

 その明るさ、その光量だからこそ浮かび上がってくる心もあるのだと..。自然の動きは、実に見事に光の動きを見せてくれますが、人はいつしか自然の流れとは無関係に、照明をいっぱいつけて仕事に邁進しています。こうした行動はいつか必ず心にひずみを起こし始めるだろうと思います。

 眠ろうとする時間に合わせて、ゆっくり光量が減って行く照明があると良いかもしれません...。色んなものが、突如現れ、一気に消えうせる...。それがありとあらゆることに見られるようになると、心は落ち着きを失い引きこもってしまうのかもしれません。

 興行を目的とした音楽の世界とは、およそかけ離れた空間。お金がないから、イモやカボチャを持ってきたら、ああそうかい、ありがとうで繋がるような..。(KOCOMATSUは、イベントに関わる方たちの考え方に合わせた料金設定になっていますが、維持費に関しては利用者、来訪者などのカンパで繋がって維持しています)

 目の前で、演奏者の息使いがはっきり聞こえてくるような音楽。人が多すぎて、挨拶すら満足にできないライブもありますが、KOCOMATSUは大丈夫。そんなに沢山は入りません。音響装置も原則として使いません。照明はキャンドル中心で、ライトはそれをサポートする。

 そんなKOCOMATSUのライブが開かれます。八面の壁がそれぞれの響きを受け取って旋回し、光が一緒に踊り出し、来場者に新しいエネルギーや安らぎ、喜びを届けてくれるでしょう。昼と夜のコントラストも楽しめそうです。まだ少し入れますのでお問い合わせください..。
# by ravenono | 2010-07-28 03:18 | KOCOMATSU

お茶を楽しむ会

お茶を楽しむ会

2010年8月3日(火曜) 午後1時半~

会場  KOCOMATSU (恵庭市島松東町3-1-8 島松郵便局裏)

参加費  500円

連絡先  090-8906-9916

ゆくりと煎茶を楽しむ集まりです。お気軽にご参加ください。
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# by ravenono | 2010-07-27 00:40 | KOCOMATSU

時の流れ・光の移ろい

 KOCOMATSU建設のプランの段階で、丸太倶楽部のIさんが小さなカラーのガラスブロックをはめ込んでみるのもいいかもしれないと口にしました。デザインのポイントとしてのお話でした。

 調度数ヶ月前に、ステンドグラス作家のIさんに、あまり予算はないけれど可能な範囲で作品を作ってもらいたいとお話していました。Iさんが作家活動で苦戦し、最悪の事態もあるかもしれないという話を耳にしていたことも気になっていました。もう一つは、かつてガラス作品のコンペに参加する時Iさんの工房を丸二日借り切って、徹夜でなんとか締め切りぎりぎりで作品が完成し、なんとか間に合ったことがありました。

 その時の作品が、北海道地域の優秀賞をいただき、さらに全国展に出品し、さらに旭硝子賞をいただくことになりました。それなにり賞金をいただき、繋がっていた仲間に声をかけ祝宴の席にお招きし、お礼をして終わりました。

 ただ個人的にはIさんに、いつか恩返しをしたいと気にかけたまま10数年が過ぎてしまいました。このまま流されるのも嫌だと思っていたところに、Iさんの苦戦状況を伺い、この機会に少しは役立つかもという気持ちで、作品をお願いしたのでした。

 この流れが一つになって、カラーガラスブロックが本格的なステンドグラスのプランが始まったのです。Iさんは、最初自分でデザインしたら..と口にされました。しかし、私の気持ちは、なんでも自分で手掛けるところにはなく、Iさんが作りたいようにしてもらえたら、それが嬉しいとお伝えしました。それなりにモチーフやイメージをお伝えし、後は作家にゆだねるという形になりました。

 KOCOMATSUが8面体であることもあって、Iさんからのプランには予想外のステンドが用意されていました。小さな作品を自宅の居間に一つという最初の話が、KOCOMATSUの話になって、結果的に5枚の作品が組み込まれることになったのです。

 小野さんがやるのなら..という彼の言葉には、様々なニュアンスがこめられていたと思います。私がココで何をしたいのか..それなりにお伝えしていました。その思いに何らかの共感をいただき行動に移してくださったのです。

 こうした出会いと繋がりが、KOCOMATSUを作り上げたのだと思います。人を愛すること、繋がりを大切にすること、全力で惜しみなく取り組むこと、掛け値なしに大切だと思うこと与えることを喜ぶ生き方...。

 私は、恩返しをするどころか、むしろこれまで以上にたくさんのご恩をいただくことになりました。KOCOMATSUのステンドグラスを見上げ、差し込む美しい光を見つめ、部屋中が光の移ろいでいっぱいになる時、輝きへの感動とIさんの生き方への感動が一つになっているな..と感じます。

 Iさんの人生に注がれた光。その光が、ステンドの美しさを浮かび上がらせ、その心を動かし、懸命に作品と向きあう道を与えてくれたのでしょう。

 ステンドの美しさもさることながら、Iさんの生きる姿勢、光と輝きを喜び、楽しみ、感動を分かち合おうとする純粋な思い、美しさに繋がる心。彼の作品は、心の目でそれを見つめ、感じる人々への愛や祈りとなり、心の奥深くに純粋な感動と感謝を呼び起こしていくことと思います。

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# by ravenono | 2010-07-24 14:12 | 光の移ろい

足場

  どんな建物にも必要なのは足場です。足場があって、初めて工事が進むのは誰しも知っていますし、足場の組み方が仕事の段取りを決めてしまうと云ってもよいかもしれません。建物が完成した時には影も形もなくなっているのですが、工事の時には全体を覆いつくすように組まれます。内側も、外側も足場でいっぱいになります。

 必要不可欠で、最後には取り払われるもの。これは物事が生まれるときの基本的なパターンだと思います。様々な作業に携わる人は一様に、段取り8分と口にします。下準備、段取りの重要性を意味しているわけですが、誰しもが、そうだよな~と感じるかと思います。

 そんなこともあって、今回は、殺風景にも見える足場の写真を載せてみました。

 敢えて自問すると、人生どこまでが段取りなのかな..。どこで仕上げることになるのかな...。ともすれば、足場さえ組めずに、時間だけが過ぎていくことにもなりまねません。折角組み上げたけど、もう一度やり直しということだって起こるわけです。

 KOCOMATSUは、ほぼ8カ月かかってようやくこの8月8日にオープンになりますが、実際はまだサイドのスペースの内壁工事がのこっています。結局足場は外壁に手をかけ終わるまで、ほぼ7カ月も残されていました。いつまでたっても外壁が仕上がらないので、まさかこのまま工事中断とか、これで終わりじゃないですよね..と近所の人から尋ねられたりもしました。

 冬の始まりから、夏の盛りまで、それなりに長い道のりでした。建物のありようは、どこか人の歩みに似ているような気がします。いつまでも足場が外されなかったり、足場の設置の仕方がまずかったり、外壁が残されたまま年月だけが過ぎてしまうこともあるわけです。

 足場が悪いと、無駄も多いし、危険も多い。最後には撤去されるかもしれないけれど、しっかり組み上げておきたいものだと思います。

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# by ravenono | 2010-07-23 01:11 | KOCOMATSU

見えなくなるからこそ

 大切な土台の上にメインの柱や骨組みができると、全体を繋ぎ合わせる作業が始まります。これらの部分は、完全に隠されてしまいますから、よほどのアクシデントでもない限り、誰も見ることはない部分です。

 こういう作業の段階では、様々なことが起こります。不法建築や違法建築に加えて、コストを軽減するためのごまかしも珍しくありません。手間暇を惜しみ、楽をしたり、儲けを多くしようとする意思があれば、どうにでも処理できる部分です。

 見えないからいいではなく、見えなくなるからこそ、しっかりと取り組まなければならない部分です。これは、クリエイティブな仕事に関わる人すべてにとって、大切な資質なのだと思います。ラブフルート作りも、表面に見えていない要素がなかなか伝わりにくいと感じることは珍しくありません。

 KOCOMATSUの壁の内側の構造が現れている写真。真剣に取り組む職人さん。柱をしっかりと結び付け強度を保つための作業は冬の天候を見ながらの作業になりました。

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# by ravenono | 2010-07-19 00:38 | KOCOMATSU